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エムスリー(2413)の株価上昇が止まりません

今年だけでもコロナショックの底値からみて3倍!

この10年間で約50倍、2004年の上場時からみるとなんと100倍にもなっています。

 

非常に有名な銘柄ではありますが、医療従事者でないとエムスリーにログインできないこともあり、実際に使った上での感想なども交えて銘柄紹介をしてみるのも面白いかと思いこの記事を書いてみました。

 

なお私個人としては本業との利益相反になる可能性を避けるために、製薬会社はじめ医療系分野の個別株は極力持たないことにしてます。そのためエムスリーの株も保有していないことを予め断っておきます。

 

エムスリー(m3.com)とは

・医療従事者を対象とした医療プラットフォームを提供
日本国内の医師の9割(約29万人)が登録
中国では医師の2/3(約300万人)が登録(現地の合弁会社と医脈通というサイトを運営)
・グループ会社を含めると全世界の医師の5割近くの登録者を確保
・ソニーの関連会社が運営、経営者はマッキンゼー出身
・主な収益源は製薬会社向けマーケティング、医師・薬剤師の転職支援、治験など

国内だけでも驚愕の会員数ですが、中国をはじめとする海外事業の伸びは凄まじいです。

 

エムスリーの業績

業績についてはあれこれ書き連ねるよりも公式資料を載せたほうがわかりやすいです。

10/30に2Qの決算資料を出したばかりなのでもってきました。

こんなに右肩上がりなグラフは滅多にないですよね。

m3 perfomance
(出典:m3)

 

 

9割もの医師がエムスリーに登録する理由は?

医師向けのオンラインプラットフォームを提供している会社は複数あるのですけど、なぜm3だけ突出しているかに関して私なりの見解を述べたいと思います。

 

そもそも9割もの医師が登録しているのは何故かというと、医師側にも登録するメリットがあるからです。

ではそのメリットとは

①薬や論文の情報が入手できる
②サイト内での活動でポイントが貯められる
③医師を紹介するとお互いにポイントが入る
④m3経由で申込むと特別サービスになるものがある

この辺りでしょうか。

順番に解説していきます。

 

 

①薬や論文の情報が入手できる

これが表向きの一番の理由ですね。規模のメリットを活かして国内外の論文情報、医療系ニュース、薬情報など多数のコンテンツが配信されています。

例えばグーグルで薬や病気の名前を検索すると、上位に(アカウントを持っていないと閲覧できないにも関わらず)m3のページが表示されるくらいなのでかなりコンテンツ力が高いと思われます。

ここが最もエムスリーの強いところですね。

 

②サイト内での活動でポイントが貯められる

①が表向きの理由と述べましたが、こちらが裏向きの理由です。

実際私の周りでも医局でm3を開いている人たちはこれ目当てが多かったです。

 

具体的には、製薬会社からのメッセージをみれば○ポイント、メール登録すれば●ポイント、動画をみれば■ポイントという具合にさくさくポイントが貯まるのですね。

アマゾンギフト券にして数千円分程度なら割とすぐに貯まります。

これは私がログインしたときのSSです(専門科など身バレにつながりそうなところは隠しています)

と書いているのがポイントが入るコンテンツで、こんな感じで何かアクションをするたびにポイントが貯まる仕組みになっています。

 

 

③医師を紹介するとお互いにポイントが入る

これはそのままですね。

他サイトだと紹介で2〜3千円くらいだった気がしますがm3は通常で5千円、キャンペーン中は7千円とかでした。

私も医師免許をとって研修医になったときに紹介したりされたりしたので、結構そのようにして新規登録する人が多いと思います。

 

 

④m3経由で申込むと特別サービスになるものがある

これはオマケ的な理由です。

m3に医師として登録している=医師の証明済ということになるので、他サイトの商品やサービスが割引されたりします。

ほかは例えばインビテーションが必要なクレジットカードが最初から申し込めたりとかですね。

とはいえそれほどお得でもないので私はこの手のサービスを使ったことはありません。

 

 

エムスリーに将来性はあるか?

私はあると思います。

上で述べたように自身で株を持っているわけではないのでポジショントークでもなんでもありませんが、この分野の中で圧倒的に突出したコンテンツ力、会員数、経営の上手さを備えている企業だと思います。

さらにコロナ禍がむしろ追い風になっています。

 

というのも、これまで病院の医局の前には多数の製薬会社の営業(MR)が列をなして医師を捕まえようと待ち構えていたんですけれど、コロナ禍でそれらの営業活動が原則中止になりました。

おかげで病院の廊下が歩くやすく・・・おっと

 

その代わりにネットが製薬会社の営業のメイン舞台になりつつあるため、m3をはじめ医療プラットフォームへのアクセス数が急激に伸びています。

 

さらにLINEを用いたオンライン診療サービスを今月開始予定だったり、遠隔画像診断などのAIプラットフォームを提供予定だったりともはや医療インフラになりつつあります。

 

加えて海外での伸びしろが非常に大きく、どちらかといえば世界基準(米国グロース株的な基準)で評価すべき銘柄だと考えています。

 

現在の時価総額は約4.8兆円、PER 165倍、PSR 36倍ほど。

これを割高と考えるかどうかは人それぞれですね。個人的にはこれだけの伸びをみせている企業なのでPSR 36倍でも割高ではない印象です。

 

冒頭のチャートをみるとなかなか買うのに勇気がいる形ですが、今後調整局面があるようなら購入を検討してみてもよい銘柄ではないでしょうか。

 

以上、ご参考になれば幸いです。

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