10/8 BB開始となる妊娠・育児中のママ向けのアプリやポータルサイトを運営するカラダノート(4014)のBB参加スタンスです。

私や妻がまさにこのアプリの対象世帯なので、ユーザー目線で実際に使ってみた感想を交えながらIPO参加スタンスおよび会社の将来性を検討してみたいと思います。

カラダノートの主要事業

同社は「子育Tech®」を提唱しており、子育て+ITで豊かな育児を目指すと謳っています。

具体的には下記のサイト・アプリの運営をしており、それらの運営を通じて得られた情報をデータベース化し提携企業に提供しています。

 

①ママびよりウェブ
子育て情報のポータルサイトの運営

 

②妊娠出産・育児アプリの提供
a.ママびより:妊娠中のママを対象に胎児の月齢にあわせた情報を提供
b.陣痛きたかも:陣痛間隔の計測アプリ
c.授乳ノート:赤ちゃんの授乳時間や排便、沐浴などの記録アプリ
d.ステップ離乳食:月齢にあわせた食材情報の提供や、食べたものを記録するアプリ

 


(出典:カラダノート)

 

アプリのDL数は上記の通り右肩上がりで伸びています。

2019年のデータでは出生数178.5万人に対し同社の妊娠出産育児アプリのDL数は155万件となっており
のべ87%が同社のアプリをダウンロードしています。

 

一方で競合が多いアプリでもあり、上記のうち同一カテゴリーでDL1位のアプリは「陣痛きたかも」のみです。

このアプリについてはDL数的に妊婦の2人に1人が使うと謳われているのでかなりのシェアを誇っているといえるでしょう。

ただしこのアプリのDL数が多いからといって、果たして収益に結びついているかというと少し疑問なところもあります(次項で詳述)。

 

試しにiPhoneのApp storeで検索キーワードから同社のアプリがそれぞれ何番目に表示されるかを調べてみたところ

“妊娠”→15番目に「ママびより」
"陣痛”→1番目に「陣痛きたかも」
"育児”→2番目に「授乳ノート」
"離乳食”→2番目に「ステップ離乳食」

となりました。

 

私のiPhoneの履歴では「授乳ノート」がDL済みになっていましたが既にアプリを消去していたことから、一度使ってみたものの他のアプリに乗り換えた、という履歴が明らかになりました笑

今回改めて再度DLして使ってみましたが、ちょっと機能や広告が多いのでもう少しシンプルでいいかな。
という印象でした。ただこれは単に好みの問題だと思います。

一方で「陣痛きたかも」については妻と一緒に使ったのを覚えています。

 

あとこれは半ば余談ですが、同社のアプリには他にも「血圧ノート」というのもあり、画面をみたところ私が外来で患者さんに何度かみせてもらったことがあるアプリでした。

最近はご高齢の方でも血圧や血糖値をアプリで記録している方がたまにいますね。

カラダノートの収益構造

カラダノートの最も重要な顧客は妊娠育児中のママ・・・ではありません。

アプリやポータルサイトを通じて得られたファミリーデータを販売・提供する相手先企業になります。

下図の通り、ママや赤ちゃんの顧客情報やデータを提携先企業に提供し対価や成果報酬を得る収益構造となっています。


(出典:カラダノート)

 

具体的には

>主に妊娠育児層のママを対象として、自社コンテンツや外部広告を通じて応募するとプレゼ ントがもらえるアンケート付きキャンペーンページに誘導し、そこで取得したユーザーの生活状況などを含む個人情 報をパーソナルデータとしてお預かりし、蓄積しております。蓄積したパーソナルデータをもとに、ユーザーのニーズに沿ったサービスをレコメンドし、当該サービスを提供する企業に合致するパーソナルデータを提供し、家族の意思決定を支援していくとともに、企業のマーケティングの効率化に関しても支援しております。

の通り、実際に各アプリをDLしてみると真っ先に「全員プレゼント」の応募画面が表示され、母親や赤ちゃんの情報を入力させるページに誘導されます。

私が子供の頃によく進○ゼミからチャレンジの宣伝漫画が届いていましたが、そんな感じで赤ちゃんの頃から情報を集めて各年齢に応じた商材を自社、あるいは提携先企業からプロモーションしているようですね。

提携企業の商材は保険、食材宅配、幼児教育が大半を占めています。

 

さて、前項で「陣痛きたかも」のシェアは高いが収益に結びついているか少し疑問、と述べました。

これは同社の収益のメインが母子のデータ収集・提供であることに由来します。

というのも、妊娠や育児アプリは月や年の単位で末永く使うのに対し、陣痛計測アプリはごくわずかな期間、それも一番慌ただしくなる期間しか使わないため、はたして悠長にユーザー登録をするだろうかという点で疑問符がつくからです。

 

実際に我々夫婦の場合もユーザー登録はスキップし、陣痛間隔を記録するという最低限の機能を1日だけ使ってすぐにアプリを削除してしまいました。

もちろんかなりのDL数があるので一定数のデータは集められるのでしょうが、収益に直結するのはむしろ長期間使う「ママびより」や「授乳ノート」、「ステップ離乳食」と思われ、こちらのシェアは今のところ競合の中で2番手以下となっています。

また、いちユーザーとして気になったのがこれらのアプリが完全に分かれておりアカウント連携やデータ引き継ぎ機能に乏しいため、統一的に同社のアプリを使い続ける妙味に乏しいことですね。

競合のアプリでは妊娠→出産→育児→離乳食の各段階のうち複数を兼ねているものが多いので、より長く太い付き合いになると思われます。

カラダノートの業績

業績は売上高、利益、資産のいずれも右肩上がりで申し分ありません。

2015年7月期2016年7月期2017年7月期2018年7月期2019年7月期

売上高
(千円)

82,267

86,184

306,232479,183637,637

経常利益・損失
(千円)

5,602△2,78986,32989,93090,900

純資産額
(千円)

49,28846,406106,815172,149235,401

 

カラダノートのIPO評価

業績がよくマザーズ上場で規模が小さい(吸収金額7.4億円)こと、ベンチャーキャピタルの保有がないこと、テック系企業でIPO的に人気テーマであることから初値の高騰が期待できます。

IPOとしての評価はAであり、基本的に全力参加でいきたいと思います。

 

上記であれこれ述べましたがこれらの懸念はいわばセカンダリー面での懸念であり、私個人としてのユーザー目線では競合が多く傑出した強みを感じられなかったのでセカンダリーには手を出さない方針です。

とはいえ、初値の上昇には疑う余地がないので繰り返しになりますがIPO的には全力参加です。

本銘柄の主幹事、みずほ証券では公開価格が小さい銘柄の際に200株のセット申込・当選になることがあります。

今回のカラダノートも申し込み単位が200株になっているので入金の際は450×200の9万円を入れるのを忘れないようにしましょう。

 

 

\参考になりましたらクリックお願いします/

にほんブログ村 株ブログ IPO・新規公開株へ
にほんブログ村


IPO・新規公開株ランキング

Twitterでフォローしよう

おすすめの記事