2020年12月IPOではHS証券のIPOポイントによる優待抽選でグローバルインフォメーション(4171)の当選をいただきました。
HS証券は抽選倍率を公表する稀有な証券会社であり、最近2020年12月までの当選倍率が公表されました。
というわけで2年ぶりの主幹事となったグローバルインフォメーションの倍率を参照すると・・・
(引用:HS証券)
なんと主幹事の優待抽選でも当選確率1%未満!
今更ながらよく当たったな・・・と思います。
※ちなみに上記表の()内の数字は【優待抽選の申込者数÷当選者数】です。複数のポイントを使って応募している人も含めた倍率ということですね。
一方で平幹事の交換できるくん(公募2,050円→初値4,615円)の優待抽選倍率が17.42倍(5.74%)と悪くありませんね。
これらの結果を基に、HS証券でIPOポイントを貯めて優待抽選を狙う戦略が有効かを考えてみました。
HS証券のIPOポイント制度とは
出典:HS証券
端的にいえば
・全体抽選で落選した場合に優待抽選を受ける権利が得られる。
・IPOポイント1000Pにつき優待抽選1回、使用ポイントに上限はなし
・全体抽選への配分は10%以上。優待抽選への配分割合は不明
・優待抽選に当選しても落選してもポイントは失われる(ただし全体抽選で当選の場合は優待抽選を受けていないので戻ってくる)
・ポイントの有効期限は2年
HS証券のIPOポイントはSBI証券のIPOチャレンジポイントとは異なり、IPOに申し込んでも貯まりませんし、一定以上あれば必ず当選するものでもありません。
また、有効期限が設けられているので使用するタイミングを図っているうちに期限がきてしまうこともあります。
せっかく貯めても徒労に終わる可能性もあり、なかなか使いところが難しいポイントですね。
IPOポイントを貯めるには?
IPOポイントを貯める方法は大きく2種類に分けられます。
①口座を開設して貯める
②手数料や建株で貯める
前者については口座開設で1000P(一口分)がもらえます。
キャンペーン中なら2000Pのこともあります。
そのほか2020年末などは信用口座や先物口座の開設で各500Pなどのキャンペーンも行っていました。
後者については
「手数料ポイント」は、月間の「国内株式」と「先物・オプション」の取引手数料を合計して、1,000円(税込)ごとに100pt(上限なし)貯まります。手数料ポイントは、原則として毎月末締めで計算し、翌月10日(休日の場合は、翌営業日)に付与されます。
なので最低でも手数料を10,000円分払わないと優遇抽選が受けられないということになりますね。
しかしながらやはりポイントの有効期限が2年というところがネックです。
2020年・2019年は主幹事案件がきていますが、その前は4年の空白期間があったためタイミングが悪ければ平幹事でポイントを消費せざるをえなくなってしまいます。
せっかく手数料を落としても有効に使えなければ残念なことになるので、良い案件がくるかどうかの運次第ということになりますね。
結論
以上をもとに、私なりの結論は・・・

②IPO当選のために手数料を落としてポイントを貯めても報われる可能性はあまり高くない
③ポイントがある場合、主幹事案件の近辺に平幹事案件があれば意外に狙い目かも
④口座を持っていなければ③のような案件の存在を確認して口座開設するのが良さそう