SMBC日興証券主幹事、11/19(水) マザーズ上場のアララ(4015)の仮条件が発表されました。
想定価格:1,385円
仮条件:1,330〜1,400円
ほぼ想定価格通りになりましたね。
11月後半〜年末にかけてのIPOラッシュの第一弾となる見込みですが果たしてどうでしょうか。
アララの事業内容
①キャッシュレスサービス事業
②メッセージングサービス事業
③データセキュリティサービス事業
④その他の事業
となります。
このうち①キャッシュレスサービス事業と②メッセージングサービス事業で売上のおよそ9割を占めています。
①キャッシュレスサービス事業は主に地域のスーパーを対象としてハウス電子マネー(自社で発行する電子マネー)システムをSaaS形式で提供しています。
②メッセージングサービス事業は航空会社や金融機関、ECサイトなど一度に大量のメールを送付する企業に対してこちらもSaaS形式でメールサービスを提供しています。
顧客から継続的に利用料金を受け取るリカーリングビジネスによる収益は全売上の約87.3%ほど。
事業内容は複数ありますがほぼ完全なSaaS型企業といえますね。
アララの業績
業績は最近になり安定して利益を出せるようになってきた印象ですね。
②メッセージングサービス事業および③データセキュリティ事業を安定成長事業
①キャッシュレスサービス事業を高成長事業と位置づけて収益拡大を目指す方針のようです。
SaaSが売上の大半を占めており安定した収益が得られていますが今後も成長していけるかがキーになりそうです。
なお新型コロナの影響は軽微であるとのことです。
吸収規模、VC・ロックアップ状況など
吸収規模は12.6億円でやや小型。
VC保有分はおよそ20%程度であり、1.5倍のロックアップ解除条件がついています。
無視できない量ですが大幅に値を下げる要因にもならない程度の量と考えます。
IPO評価
プラス面は
単独上場、マザーズ、SaaS銘柄、キャッシュレス事業、やや小型の案件、枚数は少なめ
といったところですね。
一方マイナス面は
そこそこのVC保有量、市況(IPO熱が冷めてきたかも?)
でしょうか。
しかし3月のコロナショックレベルのショックでも起こらない限り公募割れはまず考えられず、初値が高騰する可能性は高いです。
よって最終的なBBスタンスはAとします。全力で参加ですね。
初値予想
上場2日目に突入するのはまず確実でしょう。
しかし市況次第ですが3日目に突入するかは微妙なところだと思います。
ということで