とかく評判の悪かったジュニアNISA。

あまりの使い勝手の悪さのため申し込みが低迷した末に早期の廃止が決定。

しかしそれに合わせて制度が変更されたところ一転して有用性が高くなり申込が急増するというなんとも皮肉な結果に。

 

具体的には2020年の改正で

(変更前)子どもが19歳になるまで資金の引き出し不可

(変更後)ジュニアNISAが2023年中で終了するので、それ以降であれば年齢に関係なく引き出し可

となりました。

 

そんなジュニアNISAをIPOの攻略法として有効利用し当選確率を上げる方法を解説します。

 

ジュニアNISAに限らず、子ども名義の未成年口座を開設してIPOに参加できる証券会社については下記で紹介しているのでご参照ください。

ジュニアNISAとは?

ジュニアNISAは「未成年少額投資非課税制度」のことで、2016年からスタートした新しい制度です。

毎年80万円までの新規投資が非課税枠となり、最長5年間の非課税期間が得られます。

例えば2020年に80万円で購入した株式を2024年までに売却した場合は利益が非課税になります。

 

しかし当初の制度では非課税期間は5年間なのに

口座からお金を引き出せるのは子どもが18歳になってから

という不可解な制限があったため口座開設数は伸び悩みました。

 

そこで冒頭で述べたとおり早期の廃止が決定され、2023年をもって終了することになりました。

そのため2024年以降であれば子の年齢に関係なく残高を引き出せるようになります。

 

ジュニアNISAで取引できる金融商品は株式投資信託、国内・海外上場株式、国内・海外ETF、ETN、国内・海外REIT、新株予約権付社債と多岐に渡っており、非課税期間であればこれらの譲渡益や配当益が非課税となります。

ジュニアNISA口座はどこで開設できる?

ジュニアNISAは証券会社のほか、銀行・信託銀行、郵便局、生命保険会社など様々な金融機関で開設することができますが、口座を開設する金融機関によって取り扱い商品は異なります。

基本的に株式を取り扱うのは証券会社がメインになるため、例えば銀行でジュニアNISA口座を作ると株式の売買ができないので投資信託メインとなるでしょう。

 

証券会社であればほとんどの会社でジュニアNISA口座を開設できますが、子ども一人に対し開設できるジュニアNISA口座は1つです。

通常のNISAやつみたてNISAでは年の変わり目であれば金融機関を移行するのは容易ですが、ジュニアNISAの場合、金融機関を変える場合は先に作った証券会社のジュニアNISA口座を廃止し、新規に口座開設しなければなりません。

しかし払い出し制限が解除される前に口座を廃止すると、過去に得た配当益や譲渡益に対し課税されてしまうので金融機関の変更は容易でないといえます。

すなわち、一度ジュニアNISA口座を開設したら基本的には制度終了まで同じ金融機関で継続することになるので慎重に選ぶ必要があります。

ジュニアNISAの活用方法は?

ジュニアNISAは子どもや孫の将来に向けた中長期の資産形成を目的にすると謳われており、一般的にはリスクを抑えつつ中長期的な値上がりが期待できる優良個別株やETFを保有し将来の学資資金等に活用するという使い方が想定されています。
そのため、純粋に子どものための安定かつ長期的な資産運用をするなら取り扱い商品数が豊富で、ジュニアNISAでの国内株式(売買)、海外ETF(買のみ)取引手数料が無料なSBI証券のジュニアNISAをおすすめします。

 

しかし、そのようなネット証券のジュニアNISAのメリットを理解したうえで当ブログでは

大和証券でIPO狙いのジュニアNISA口座を開設しています。

 

大和証券のジュニアNISA口座とは?

大和証券は大手店頭系証券会社であり、国内株の売買手数料はネット口座でも最低1100円と高いのですが、そんなデメリットを上回る大きなメリットがあります。

それは

通常の未成年口座と別口座としてIPOの抽選が受けられる。しかも当たった場合の売却益は非課税」

ということです。

具体的には、大和証券は大手証券には珍しく未成年口座を作ることができる貴重な証券会社であり、かつジュニアNISA口座は未成年口座と別口座扱いになります。

そのため子供名義の口座で通常の未成年口座+ジュニアNISA口座で2回のIPOの抽選が受けられます。

当ブログでは娘の口座で開設しており、1人で2回の抽選を受けることができています。

もちろん、IPOに当選しなくては恩恵も何もありませんが、大和証券のように主幹事を努めることが多く、かつ資金量に左右されない会社で2回の抽選を受けられるのは非常に大きなメリットです。

 

加えて大和証券では家族プラスという、家族の代表者のIPOプレミアステージが家族全員に適用される制度があります。これについては冒頭にもリンクを貼った

で述べていますのでご参照ください。

 

ジュニアNISAの基本的な趣旨はリスクを極力抑えて安定的な値上がり益を狙う。

というものですが、その戦略はIPOにも(当たりさえすればですが)合致するものなので一考の価値があります。

 

※追記

なお一点注意事項として、大和証券では通常の未成年口座の場合、店頭口座しか選べません。

一方、ジュニアNISA口座については店頭口座・ネット口座(ダイレクト口座)のいずれかを選ぶことができます

IPOの申込は店頭口座・ネット口座のいずれもネットで申込が可能ですが手数料体系が異なります。

 

※さらに追記

もう一点重要な注意事項です。

ジュニアNISAの特性上、一度資金を入れたら2024年以降ないし子が18歳になるまで資金を引き出せません。

すなわち、IPO用の資金であっても一度入金したら当選・非当選に関わらず期限がくるまで口座の中に入ったままになります。

また、年間80万円までの新規投資枠が定められているので、例えば同じ年に50万円の一般株式を買った場合には公募価格30万円までのIPOにしか参加できなくなります。

この辺りのデメリットも理解した上で口座開設を検討しましょう。

他社のジュニアNISAにおけるIPO対応状況

最後に、大手ネット証券のジュニアNISA対応状況について紹介します。

 

SBI証券:IPO申込可能だが口座数よりも資金量やチャレンジポイントがものをいう制度

楽天証券:ジュニアNISAからはIPO参加不可

マネックス:申込可能だが一般の未成年口座とどちらか片方からしか申込できない

 

となっております。ご参考まで。

以上、ご参考になりましたら幸いです。

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