2021年2月 記事をリライトしました

 

2020年7月にNASDAQへIPOしたフィンテック企業、nCinoについて。

 

世界各地の金融機関に対しクラウドバンキングシステムを提供しており、2020年9月現在、世界1,100以上の金融機関が同社のシステムを使用しています。

2020年12月現在 1,200以上の金融機関と連携

 

金融機関の規模は資産規模3,000万ドル〜2兆ドルまで大小様々で、アメリカを中心とする世界各地の金融機関と契約しています。

 

クラウドバンキングシステム昨日は法人・個人向け融資、口座開設、顧客管理など様々で、平たく言うと銀行業務全体の根幹をなす基幹システムを提供しています。

 

すなわち導入へのハードルは非常に高いものの一度導入されれば恒常的かつ安定的に収益を生み出せると言えますね。

SaaSの中でも特に特に安定的と言っていいでしょう。

 

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2019年末に日本法人も設立され、2020年12月には三菱UFJキャピタル、SMBCベンチャーキャピタルといった国内メガバンク系の出資を受け入れたと発表されました。

銀行体験の最適化プラットフォームを提供するnCino(エヌシーノ)、日本メガバンクグループのベンチャーキャピタルより出資受け入れ

 

日本国内の導入事例は探し出せませんでしたが、今後国内での導入にも期待できますね。

現在地銀を中心に金融機関の統廃合が噂されており、例えば合併にあわせてnCinoのシステムを導入といった展開が考えられるのではないでしょうか。

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2021年2月現在、IPO後に2回の決算を発表しましたがいずれもコンセンサス予想を上回っており順調に事業を拡大しているといえます。

 

もう少し詳しく決算内容をみると2021 Q3では収益5,400万ドルに対し営業・マーケティング費用が1,400万ドルとなっています。

銀行業務の基幹システムという、導入へのハードルが極めて高い代わりに見返りも非常に大きいシステムを販売しているため、現在は多くの営業費をかけてセールスしている段階ということですね。

 

 

 

以上、nCinoについて簡単に紹介しましたがまとめると以下になります。

・銀行業務の基幹システムをSaaSで提供
・導入へのハードルは非常に高いが一度導入されれば極めて安定的に収益を生む
・現在は多くの費用をかけて顧客を増やしている状態
・決算をみる限り、順調に業績拡大

 

最後に今後の投資にあたって私感を述べます。

 

株価はIPO時の初値から概ね横ばいとなっていますが、市場参加者の多くはnCinoがこの先も事業を拡大していけるか見守っている段階と思われます。

 

前述の通り一度導入されれば他のSaaS企業と比較しても極めて安定的に収益を生み出せるビジネスモデルとなっているため、一定以上の契約が得られれば非常に利益率の高い企業になると予想されます。

 

次回は2021/3/31に2021 Q4決算が発表されるので注目ですね。

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